AI × HUMAN / FINAL ARTICLE
AIでWebサイトを作る時代、
人間は何をする?
10本の実践から見えた「作る」より大切なこと。
AIが文章も画像もコードも作る時代。 最後に残るのは、何を作るかを決め、 選び、育てていく仕事です。
ここまで、AIでWebサイトを作る方法について いろいろな角度から見てきました。
どんなツールを使うのか。 生成AIはどこまでできるのか。 ドメインやサーバーとは何か。 WordPressは必要なのか。 ブログには意味があるのか。 作ったあと何をすればいいのか。
一つずつ見ると、 すべてWebサイト制作の話です。
しかし10本を通してみると、 別のテーマが見えてきます。
実はずっと「人間は何をするのか」を考えていた。
これが、このシリーズの最後に たどり着いたテーマです。
10本の記事で、
Webサイト制作を一周しました。
AIで「作れる」こと自体は、
だんだん特別ではなくなる。
AIは文章を書けます。 Webページの構成を考えられます。 コードを書けます。 画像も作れます。
これらの能力はこれからさらに上がっていくでしょう。
すると、 「Webページを一つ作れる」 というだけでは差がつきにくくなります。
問題は「できない」から、
「どれを選ぶか」へ変わる。
AIにキャッチコピーを頼めば、 一案ではなく十案出せます。
画像も十枚、二十枚と作れます。
ページ構成も、 違う方向で何案も作れます。
以前は、 「作れないこと」が問題でした。
AI時代には逆に、 作れるものが多すぎることが問題になります。
選択能力が必要になる。
AIが「できない」を減らす。
すると最後に見えてくるのは、
「あなたはどうしたいのですか」という問いです。
AIの出力だけを見るのではなく、
AIに何を渡したかを見る。
AIに会社名と業種だけを渡して Webサイトを作らせれば、 AIは不足している部分を一般的な情報で埋めます。
その結果、 きれいだけれどどこかで見たような Webサイトになりやすい。
では何を渡せばいいのでしょうか。
AI時代に価値が上がるのは、 AIが最初から知っている一般情報ではなく、 AIが知らない自社の情報です。
一つのAIを、
絶対的な先生にしない。
生成AIは同じ質問に対して、 必ずしも同じ答えを出しません。
だから、 行き詰まったらプロンプトだけでなく AIそのものを変えてみる方法があります。
大切なのは、 どのAIが勝ったかを決めることではありません。
視点を固定しないことです。
公開した瞬間に完成するのではなく、
そこから答え合わせが始まる。
AIと何度話しても、 公開前には分からないことがあります。
本当に読まれるのか。 検索されるのか。 分かりやすいのか。 問い合わせにつながるのか。
それは実際に公開してみなければ分かりません。
完成品というより更新できる仮説です。
実は、この10本の記事そのものが
一つの実験です。
このシリーズは、 何もないところからAIに 「10本の記事を書いて」と頼んで作ったものではありません。
先にCUDIORAというWebサイトがあります。
そこでAIと何度もやり取りし、 Webサイトを作り、 画像を作り、 ブログを書き、 失敗し、 修正してきた蓄積があります。
そのストックを材料にして、 noteの記事ができる。
さらにnoteの記事をそのままコピーするのではなく、 検索する人の疑問ごとに再編集して このCUDIORA版の記事群を作る。
一度使って終わらせない。
これ自体が、 CUDIORAで考えてきた CONTENT STOCKの実演でもあります。
では最後に、
人間は何をするのでしょうか。
AIが文章を書く。 AIが画像を作る。 AIがコードを書く。 AIが分析する。
それでも仕事は残ります。
何のために作るのかを決める。
誰に見せるのかを決める。
AIへ何を渡すのかを決める。
出てきた案のどれを使うのかを決める。
違うと感じたら、なぜ違うのかを考える。
公開後に、何を直すのかを決める。
AIは生成する。
人間は、意味と方向を決める。
AIによって制作能力の壁が低くなるほど、 この仕事はむしろ見えやすくなります。
CUDIORAがWebサイト制作そのものではなく 「ディレクション」を中心に考えている理由も、 最後はここへ戻ってきます。
AIでWebサイトを作る方法を、
最初からまとめて読む。
ツール選びから生成AI、公開、WordPress、 ブログ、公開後の運用、そして人間の役割まで。
この10本は、 一つのPillar Pageを中心に相互につながっています。
AIでWebサイトを作る方法|シリーズ全体を見る →
CUDIORAは、
この考え方を実際に試しているWebサイトです。
AIを使ってページを作る。 画像を作る。 記事を書く。 デザインを変える。 別のAIに評価させる。 また直す。
そして、その過程そのものも 次のコンテンツにしていく。
完成したWebサイトの作り方を 一方的に説明するためではなく、 AIと人間がどこまで一緒にできるのかを 実際のWebサイトで試しています。
CUDIORAを見る →
このシリーズには、
元になったnote版があります。
note版の最終回では、 「Webサイトは公開した日が完成日ではない」 というところから、作ったあとに育て続けることを 中心にまとめています。
CUDIORA版の最終回では、 そこからさらに視点を広げ、 10本を通して見えてきた 「AI時代に人間が何をするのか」をテーマにしました。
同じ原稿をそのまま複製せず、 役割の違う記事へ再編集しています。
note版の最終回を読む →
AIが何をできるかを
覚えるだけでは終わらない。
何を作るのか。 なぜ作るのか。 誰に見せるのか。 何を残すのか。 何を変えるのか。
AIにできることが増えるほど、 その問いは人間の側へ戻ってきます。
そしておそらく、 Webサイト制作で一番面白いのは、 そこからです。
